新築から10年…これからかかる家の維持費と“賢い捻出法”とは?

query_builder 2025/05/02
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家を建ててから10年。外観はまだきれいで、住み心地にも大きな不満はないという方も多いかもしれません。しかし、実はこのタイミングこそが「家の維持費」が本格的にかかりはじめる節目でもあるのです。外壁の塗装や水まわり設備の老朽化、給湯器の寿命など、見えないところから確実に“経年劣化”は進んでいます。

そして今、住宅ローンの金利も少しずつ上がり始めており、将来的な支出への不安を感じる方も増えています。そこで今回は、築10年を迎えたご家庭向けに「これから必要になる家のメンテナンス費用」と「その費用をムリなく捻出するコツ」を、わかりやすくご紹介いたします。



築10年で見えてくる家の劣化ポイント

気づきにくい場所にさまざまな劣化

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築10年を過ぎると、日々の暮らしでは気づきにくい場所にさまざまな劣化が見られるようになります。


外壁や屋根の色あせ・ひび割れ

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紫外線や風雨により、防水機能が徐々に低下します。特に、塗装の劣化によって外壁材が直接雨水を吸収しやすくなり、建物内部への水の侵入リスクが高まります。これにより、構造部分の腐食や断熱材の性能低下など、見えない箇所で深刻な影響が生じる恐れもあるため、定期的な点検と塗り替えが重要です。



キッチンや浴室の設備の傷み

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水垢・カビ・パーツの摩耗など、使用頻度が高い場所は劣化が進みやすいです。特に浴室ではコーキング部分のカビや剥がれ、換気不足による湿気の蓄積が問題となることもあります。キッチンではコンロ周辺の油汚れや水回りのパーツの摩耗により、快適性や安全性が低下するケースも見られます。



給湯器や換気扇の異音・劣化

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10年前後が寿命とされている機器類の不調が目立ち始めます。特に給湯器は、湯温が安定しない・異音がするなどのサインが現れやすく、換気扇や浴室乾燥機も動作が鈍くなったり異常音が出たりすることがあります。放置すると完全に故障してしまい、緊急の交換工事が必要になるケースもあるため、早めの点検・交換がおすすめです。



10年目以降のメンテナンス費用

実際どれくらいかかる?

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築10年を超えてからの住宅維持費は、一度にまとまった額が必要になるケースが少なくありません。代表的な項目と費用目安を見てみましょう。

  • 外壁塗装・屋根補修:約80万~150万円

  • キッチン・浴室の部分リフォーム:100万円~200万円

  • 給湯器の交換:約20万~30万円

  • トイレ・洗面台の交換:各20万円前後

すべての工事が一度に必要になるわけではありませんが、組み合わせによっては200万円以上の出費となることも。前もって備えておくことで、急な出費にも落ち着いて対応できます。



“住宅ローン借り換え”活用法

貯金でまかなえない…そんなときの

ローン


「リフォームしたいけど、貯金だけでは足りない」「教育費や老後資金も心配…」というご家庭にとって、住宅ローンの借り換えは有力な選択肢です。

例えば、10年前に1.5%で借りたローンを、0.6%台の固定金利に借り換えた場合、月々の返済額が大きく下がる可能性があります。その差額分をリフォーム費用に充てたり、返済期間を調整することで資金計画にゆとりを持たせることもできます。

さらに、最近では「借り換え+リフォーム費用の上乗せ」が可能なプランも登場しています。リフォームローンを別で組むよりも金利が抑えられるケースがあり、トータルの負担を減らすことが可能です。

ただし、借り換えには手数料や登記費用などの諸費用がかかるため、事前のシミュレーションや専門家への相談が欠かせません。



リフォーム時期と費用を事前に“見える化”して備える

メンテナンスのタイミングを“見える化”

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将来の住まいの維持費を見据えるには、メンテナンスのタイミングを“見える化”しておくのが効果的です。



ライフプラン表の活用


築10年・15年・20年など、節目ごとに必要な工事とその費用目安を一覧化。たとえば、築10年では外壁の再塗装や給湯器の交換、築15年では屋根材の補修や浴室設備の見直し、築20年になると耐震補強や断熱性能の向上を目的とした大規模リフォームが視野に入ってきます。このようにあらかじめ時期別の必要工事を可視化しておくことで、急な出費を避け、計画的に資金を準備することができます。



定期点検や簡易診断を受けておく


修繕の前兆を早期に発見し、予防的な工事で費用を抑えられることも。たとえば、小さなひび割れや水漏れなどを見逃さずに対処することで、将来的に大規模な工事を回避できる可能性があります。また、点検の結果をもとに、今すぐではなく1〜2年後を見越した計画的な修繕を行うことも、コスト管理のうえで大きな効果を発揮します。



工事の優先順位をつけて資金を分散


一気にやるのではなく、段階的に実施することで家計への負担を軽減。たとえば、まずは外壁塗装と給湯器の交換だけを優先し、次に浴室やキッチンのリフォームを数年後に回すといったように、工事を小分けにすることで毎年の出費を分散できます。また、タイミングによっては補助金や助成制度を活用できる可能性もあり、費用面での負担軽減につながります。



まとめ

10年後を“節目”に、住まいを長持ちさせる選択を

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築10年というタイミングは、住まいのメンテナンスにおいて重要な転機です。住宅ローンの見直しやリフォーム費用の準備を通じて、これから先も安心して暮らせる環境を整えていきましょう。

家は、建てて終わりではなく「育てていくもの」。これからもご家族様と大切な時間を重ねていくために、ぜひ今のうちから準備をはじめてみてください。



信頼関係が大切

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